まとめ
初めて(ちゃんとした)自作PCを組んでみた。
その過程で自作初心者の自分が考えたこととかのメモ。
種類 | 名前+型番 | 税込価格(円) |
---|---|---|
CPU | Intel® Core™ i5-13500 | 34,980 |
マザーボード | ASUS TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4 (CPUとセット売り) | 20,000 |
グラフィックボード | MSI GeForce RTX™ 4070 VENTUS 2X 12G OC | 85,800 |
CPUクーラー | DeepCool AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1 | 3,480 |
メモリ | Crucial 64GB Kit (2 x 32GB) DDR4-3200 UDIMM CT2K32G4DFD832A | 16,500 |
SSD | Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe™ SSD WDS100T2X0E | 12,980 |
電源 | 玄人志向 KRPW-GA750W/90+ | 13,480 |
ケース | ADATA XPG VALOR AIR JP2 VALORAIR-WHJ2 | 7,480 |
OS | Windows 11 Home | 17,980 |
合計 | 212,680 |
BTOの方が安く済んだとか言っちゃいけない。
これは趣味です。
性能については後で記述するが、
ホグワーツ・レガシーが解像度UWQHD(3440×1440)の75fpsでそこそこ快適に遊べている。
自分の理解度
組み始める前の自作PCに関する知識はこんな感じ(だった)。
ガッチガチのPC初心者というわけではないと思う。
- 各パーツの役割やソフトウェア周り(BIOS/UEFI, OS)はなんとなく理解している
- 組み立ての手順はわかっていない
だいぶ昔にBTOを利用したことはあるけど、
自力で組んだことはないしパーツの選び方とかもよくわかっていなかった。
目的/予算
自作経験者に「自作PC組みたいんだよね〜」と聞くと必ず返ってくるのが
「目的と予算は?」だと思う。
今回はこんな感じ。
- 目的
- 家にMacしかないのでWindows機が欲しい
- Windows on MacOSの構成はあまりやりたくなかった…
- ホグワーツ・レガシーをストレスなく遊びたい
- ついでに動画編集もできるとうれしい
- 家にMacしかないのでWindows機が欲しい
- 予算
- 20万円前後
それっぽい理由を並べているが、
実際のところはただ単に自作という行為に憧れがあったというのが大きい。
構成
組み終わった今振り返ると、
自作の工程で一番大変で一番楽しいのがパーツ選びだったように思う。
とりあえず初心者がいろいろ考えたところでろくな結果にはならないと思い、
今回は金だけ持って脳死でツクモに行ってきた。
なのでほぼ店員さんの受け売りにはなってしまうが、
パーツ選びのときに考えたことを将来の自分のために書いておく。
(店員さん忙しそうなのにめちゃ優しかったです、ありがとうございました)
※情報は購入時(2023年9~10月ごろ)のもの
CPU
Intelにした理由
お店に行くまではAMD(Ryzen)の方がIntel(Core)よりお手頃価格だと思っていたのだが、
実際には最新のRyzen7000シリーズだとメモリの規格がDDR5に縛られてしまい、
マザーボードとメモリを合わせたトータルだと13世代Intel Coreシリーズの方が若干安くなる計算になった。
13世代はDDR4,5両対応だし、将来DDR5で組みたいとなった時にも使えるはず。
(その頃にはCPUも新しいのが欲しくなってそうだが…)
13世代Core i5にした理由
性能について強いこだわりはなく、
13世代Coreシリーズであればi5で十分、
i7との差額をグラボの費用にあてるべきと判断した。
i7以上だと冷却も水冷/簡易水冷を検討しなきゃいけなくて値段が嵩張るというのもある。
12世代にしてもっと安くできたかもしれないが、
自分が購入した時期だと12世代の在庫(選択の幅)が少なかった。
内蔵GPU有りにした理由
内蔵GPU非搭載のモデル(近いやつだとi5-13400F)と若干迷ったが、
グラボがぶっ壊れたときのトラブルシュートを考えて内蔵GPU有りのモデルにした。
あと内蔵GPUの有無でそこまで値段が変わらなかった。
本当の理由
マザーボードとセット売りされてて安かった。
マザーボード
ASUS TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4
ATXにした理由
デカいと組みやすい。
組み終わった後で考えてみると、確かにパーツ同士の干渉とかを気にせず組めた気がする。
(Micro-ATXとかの規格で組んだことないから正確なところはわからんが…)
DDR4にした理由
CPU選びの際にも触れたが、安いから。
自分が選んだタイミングではDDR5対応のマザーボードが軒並みお高めだった。
Wi-fiモデルにした理由
ルーターとの距離とかもそんなにないので有線LANで良いのだが、
Bluetoothを楽に使いたかった。
組んだ後もネットワークは有線、デバイスはBluetoothで繋いでいる。
本当の理由
CPUとセット売りされてて安かった。
あと元々は12世代Coreシリーズ向けのモデルだが、
お店でBIOSアップデート済みだったので余計な作業が発生せず助かった。
(13世代CPUとセット売りだから当然と言われたらそれはそう)
グラフィックボード
MSI GeForce RTX™ 4070 VENTUS 2X 12G OC
NVIDIAにした理由
なんとなく馴染みのあるメーカーだから。
AMD Radeonも一瞬考えたけど、
そこまで安くなかったのとCPUがAMDじゃないので相性とかも別にいいかな…となった。
RTX 4070にした理由
最初はVRAMの容量重視で4060Ti(VRAM 16GB)を考えていたんだけど、
自分が使うモニターのスペック(UWQHD/75Hz)だとVRAMよりもコア数の方がカギになるとのことでちょっとお金を積んで4070にした。
あとは電力効率が良く冷却のことをそこまで考えなくて良さそうだったのもポイント。
MSIにした理由
一番安かった。
本当の理由
RTX 4080以上のハイエンドだと流石に予算的にキツかったし、
万が一壊したときのことを想像したくもなかった。
あとCPUのボトルネックガーとか言われると泣きそうだった。
CPUクーラー
DeepCool AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1
空冷にした理由
水冷はメンテが面倒…と思っていたらメンテが簡単な簡易水冷というのもあるらしい。
が、簡易水冷も冷却水が補充できないとかで寿命があったり、
価格もお高めということで初心者も安心な空冷に落ち着いた。
CPU付属のクーラーにしなかった理由
今回のCPUにはトップフロー型のファンが付属でついていたが、
性能が低いとのことで諦めた。
このモデルにした理由
光ってないから。
虹色は個人的に好きじゃないのと、
下手に光ってねこちゃんにいたずらされるのが怖かった。
あと安かった。
この価格帯の中では性能が良くてかなり人気らしい。
組み立てのことを考えるとグリス塗布済みなので自分で塗る必要がなくてうれしい。
取り付け方の動画が公式で提供されてたのも助かった。
メモリ
Crucial 64GB Kit (2 x 32GB) DDR4-3200 UDIMM CT2K32G4DFD832A
DDR4にした理由
CPU選びの際にも触れたが、やっぱり安いから。
64GBだと特にDDR5より安かった。
64GBにした理由メモリサイズでマウントをとりたかったから
趣味で長めの動画や4K動画を書き出すことがあるので、
快適に作業できるようにしたかった。
このモデルにした理由
DDR4, 64GBの中では一番コスパが良さそうだった。
あと光ってないから(重要)
SSD
Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe™ SSD WDS100T2X0E
1TBにした理由
2TBでも良いかと思ったんだけど、値段を考慮して1TBにした。
もし足りなくなってもメモリよりは追加しやすいはずだし…
このモデルにした理由
読み出し速度が爆速だから。
ゲーム用途を考えると速ければ速いほどいいらしい。
あと光ってないから。
(最近はSSDも光るらしい。気を抜くとPCパーツはすぐ光る)
電源
750Wにした理由
グラボとCPUの消費電力(200W+65W)を考慮するとだいたい2~3倍の650~750Wくらいが良いと考えていた。
このモデルにした理由
入門用の価格帯で一番パフォーマンスが良いとされるものを選んだ。
あとケーブルがプラグイン方式なのも組み立ての際に配線が楽だった。
ケース
ADATA XPG VALOR AIR JP2 VALORAIR-WHJ2
選んだ理由
とにかく安かった。
ケースファンが元々3(前面)+1(背面)台ついていて、
かつファンコントロール機能があるものの中では一番安かった。
とにかく見た目を地味にしたかったので本当は側面が透明でないものがよかったが、
今そんなモデルはほとんどないらしく実際にお店にも在庫がなかった。
組み立て
ねこに手伝ってもらいながらなんとか組み立てられた。
パーツの取り付けは割とカンタンだった。
決められたソケットに端子をはめ込んでいくだけなのでプラモデル感覚でできた。
動画には残せてないが一番手間取ったのが配線。
電源ケーブルをマザーボードのどこに刺すかでめちゃくちゃ迷った。
最初の電源投入時は絶対失敗するとか画面に何も映らないとか聞いてたのでめちゃめちゃビビってたが、
今回は運良く一発で起動できたので嬉しかった。
最終的にパーツの取り付けからOSインストールまでは合計で4,5時間くらいかかった。
休日を消しとばすにはいい趣味になりそう。
性能
動くものが組めたので性能を見てみる。
CINEBENCH
自作PCを組んだらまずはベンチマークを回すものらしいのでCINEBENCH 2024を試してみた。
スコアはこんな感じ。
Type | Score(pts) |
---|---|
GPU | 16598 |
CPU(Multi Core) | 1051 |
CPU(Single Core) | 98 |
正直スコアの見方がよくわかっていないが、
概ね他サイト等で公表されている値より10%低い程度なのでまあこんなものか…? 誤差…?
何かが足を引っ張ってるのかもだけど、冷却の度合いとか色々条件があるんだろうな〜。
極端に低いわけじゃないので、初期不良とか取り付けミスの線はあまりなさそうでひとまず安心。
以下、ベンチマークの参考にさせていただいたサイト
https://www.cgdirector.com/cinebench-2024-scores/
https://pcrecommend.com/cpu/cinebench2024/
ホグワーツ・レガシー
そして自作PCを組んだ大きな目的だった、ホグワーツ・レガシー起動中の状況はこんな感じ。
MSI Afterburnerで左上にCPU,GPUの状態を表示させている。
ゲーム側の設定は画質が最高品質、
フレームレートは75fps(ディスプレイのリフレッシュレートが75Hzのため)、
レイトレーシングOFF、
その他はたぶんいじってない。
解像度はUWQHD(3440×1440)なんだけど綺麗に表示できていて、
フレームレートも常時75fpsに張り付いている。
レイトレーシングをONにするとたまに重く感じることもあるが、
素人の自分には正直ON/OFFの違いがわからなかったのでOFFにして遊んでいる。
(まだ光が反射するような場面で遊んでないからかも…)
あとはVRAMの使用量が10GBくらいほどあり、
12GBのVRAMで一応耐えられているか…?という感じ。
CPU, GPUの使用率は落ち着いているので多分楽しく遊べているんじゃないかな…?
一応推奨スペックのULTRA仕様くらいは満たせてそうだし…
おわり
新しい趣味が増えるのはたのしい。
ほぼ初めての経験でちょっと不安だったが、意外と動くものが組めてよかった。
相談に乗ってくれたおともだちのみんなとツクモの優しい店員さんに感謝でございます。🙏
またお金と時間に余裕ができたら今度はRyzen+Radeonで小型のものも組んでみたい。
パーツ選びで見るべきポイントとかもなんとなくわかったので、
暇な時にふらっとPC専門店に行ってパーツを眺めるのも楽しそうだな〜。