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CKAはねこと一緒に受験できる

冗談です

まとめ

  • CKAを受験した
  • CKA-JPを受ける意味はないと思う
  • 試験シミュレータの出来が良いのである程度慣れている人なら試験対策はこれだけでよさそう
  • ねこちゃんは持ち込み可(重要)
  • CKADを先に受けておいてよかった

もくじ

受験まで

CKADに合格してから約1年、Kubernetesにもだいぶ慣れてきたのでCKAを受験することにした。

…本当はだいぶ前に教材(LFS258)付きの受験コースを購入していて、
それを読み終わってから受験しようと思ってだらだらしてたらこの教材が中々のボリュームで時間がかかっていた。

結局のところ、業務で経験を積んだおかげで教材の内容がほとんどわかる状態だったのと、
いつまで経っても教材が終わらなかったので(主にソシャゲのせい)、
先に試験日を決めてその前の数日で試験対策をして臨むことにした。

試験の申し込みの流れはCKADを受験したときとほとんど同じだったので割愛。
前回は日本語版で受けたが試験官とのやり取りが普通に英語だったりとあまりメリットを感じなかったので、CKA-JPではなく普通のCKAを受けた。
何故かCKAのほうがちょっと安いし(2021年9月時点でCKAが$375, CKA-JPが$410)、やろうと思えば問題文も日本語にできるので普通にCKAを受けたほうが良いと思う。

試験対策

試験対策はほとんど一夜漬け。
LFS258のExerciseも良さそうだったけど、
クラスタ構築のためにパブリッククラウド使うとお片付け忘れてお金無駄にしちゃうマンなので手は動かさずに内容をさらっと読む程度だった。

前からあったのかもしれないが今はCKAに申し込むとKiller Shellとかいう試験シミュレータが無料で使えるので(36hx2回まで)、どちらかというとこっちのほうが役に立った。

“本番の試験よりも難しいよ!(意訳)“との触れ込み通り、このシミュレータが結構難しい。
練習問題25問+プレビュー問題3問が用意されているのだが、
ドキュメントを見ないと最初は練習問題が半分、プレビュー問題は1つくらいしか解けなかった。
よくわからなかったところを回答と公式ドキュメントを見ながら再度解いた。

特に自分はクラスタ構築をKubernetes The Hard Wayでしかやったことがなかった(普段はマネージドk8sを使っている)ので、
主にkubeadmのコマンドまわりがわからず急いでドキュメントを読み込んだ。

公式ドキュメントは本番試験中も参照可能なので、難しいと思った内容に関連するドキュメントはブックマークしておいた。
PersistentVolume(Claim), NetworkPolicyあたりはkubectl create --dry-run -o yamlできないのでこれらのYAML例があるページも併せてブックマークした。

試験本番

CKADと同様、自宅で試験を受けた。

試験前の指示も前回と全く同じ(カメラを持って部屋を一周しろ、机を片付けろ、などなど)だったので割愛。

前回そとちゃんを廊下で待たせたら試験中に爆鳴きして大変だったので、そとちゃんをカメラに映しながら試験官に
“ウチにはねこちゃんいるんだけど、この子部屋の外に出さなきゃダメ?”
と確認したところ
“おとなしくできるなら彼女は部屋に居てもいいよ!”
とのことだった。

見た目だけでなんでそとちゃんが女の子(she)だってわかったのかは謎だけど(英語だと猫の代名詞でsheを使うことが多い?)、
OKをもらえたのでよかった。

また、試験中に開けるタブは2つまで(試験用+ドキュメント用)とされているが、1タブずつで2ウィンドウ開いても良いとのことだった。
自分の場合はディスプレイが横長なのでこれがかなり有利に働いたと思う。

左側の画面はCKAではなくKatacodaのもの

試験時間は2時間で問題数は17問くらい。
具体的な内容は避けるが問題の傾向は試験シミュレータとかなり似ていて、
たしかに本番のほうが少し簡単なものが多かった。
また、シミュレータと違って「n問目が正解できてないとm問目で詰む」というケースがなかったので、難しい問題は飛ばして後回しにできて良かった。
CKAD(2時間で19問)のときは少し慎重になりすぎて時間が足りなかったので、
今回はスピード重視でやったところ30分くらい時間が余って見直しする余裕もあった。

ちなみにそとちゃんは試験開始後に1回鳴いただけで、その後はずっとおとなしく寝てくれていた。えらい!

どや顔

結果

結果は…?

やったぜ。

合格だった。🎉

満点ならず

合格点66点に対して得点はまたも91点だった。
今回は時間にも余裕があって、完答したつもりだったのですこしくやしい。

おわり

CKAに合格した。
正直これを獲っただけで実用レベルのクラスタ管理者になれるかというとすこし疑問だけど、
少なくともKubernetesの基本を押さえたことの証明にはなると思う。

個人的にはCKADと比べると問題の内容はすこし難しいものの、制限時間のあるテストとして考えるとCKAのほうが問題数も少なくて簡単だった。
(CKADを受けたおかげでkubectlの操作がやたら早くなっていたり、もちろん自分の経験値が増えていることもあるが…)

CKAD、CKAと来てしまったので次はCKSを受ける予定(いつ?)。
噂によるとかなり難しいらしいので頑張りたい(ほんまか?)。

おまけ

おとなしくできてえらかったそとちゃん